皆大好きなお寿司。わたしがお寿司を食べることができたのは、いわゆる「ハレの日」だけでして、お正月や何かのお祝い時に、祖父母の家へ親戚が集まって、出前してお寿司を食べてました。手頃な価格で寿司を日常の食べ物の一つにした大手の寿司小売り、回転寿司チェーンの経営努力等なのか、寿司がとても身近な食べ物になりました。大手をはじめとする回転寿司チェーンもあれば、街のお寿司屋さんもあります。値段はお店それぞれですが、各都道府県にはどのくらいお寿司屋さんがあるのか、10万人あたりにすると、どの県が多いのか、逆にお寿司屋さんが少ない県はどこなのか、気になって調べてみました。
算出方法
おなじみの経済センサスの情報を使います。平成28年(2016年)に実施され、平成30年(2018年)に公開されています。「平成28年経済センサス‐活動調査 事業所に関する集計-産業別集計(サービスB)」のデータでして、誰でも取得することができます。その中から「産業細分類」の中に、「764 すし店」だけを抽出して、都道府県別のデータの事業者数(個人・法人)を抽出・整理してみました。さらに人口10万人あたりの事業者数にて順位をつけてみようと思います。いつも使うBIツール(ビジネスインテリジェンスツール)のTableauを使って整理します。人口は2020年の国勢調査結果です。
結果一覧
都道府県別で整理しますと、西日本は総じて10万人あたりの店舗数は東日本より低くく、西低東高のようなヒートマップのように思えます。
・日本海側の県は比率が高い
・太平洋側に面してる都道府県で多いのは、東京都と静岡県のみで他は普通
・高知県は太平洋側に面していますが、最も10万人あたりの事業者数が少ない
・海に面していない内陸県(主に関東)であってもそこまで低くない
都道府県別のトップを見てみると、以下の通りです。
一位:山梨県
山梨県が一位とはにわかに信じられないと思うのですが、山梨県に住んでいた方に聞いたところ、寿司屋さんも多く、お寿司好きな方多いとのことでした。まぁ、お寿司が苦手な人は少ないかと思いますが、海に面していない内陸県で10万人あたり1位は本当に以外でした。
二位:石川県
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日本海に面した石川県、能登半島があり、海外線も長いイメージもありますが、なんと10万人あたりのお寿司屋さんの都道府県別では第二位。皆さんお寿司大好きなんですね。
三位:新潟県
おコメどころの新潟県、お寿司屋さんも多いとのことでこれもびっくりしました。てっきり江戸前寿司の東京界隈が多いかと思っていましたが、新潟県はお寿司屋さんも多いとのことですね。
考察
各県毎に考察らしいコメントまでとても及んでいないのですが、日本全体でみると、以下のようなまとめとなるでしょうか
・西日本より東日本の都道府県のほうが10万人あたりのお寿司屋さんは多い
・福井県以北の日本海側の県はどても高い
・内陸県であっても関東の場合は、お寿司屋さん多い
なぜなのか?という理由に至る分析や整理などができていませんが、今後引き続き調べていければと思っています。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。