京橋・野江内代駅最寄りの煙突元の調査

京橋と野江内代の間は、都島区・城東区の静かな住宅街が続きます。場所によっては、中高層の集合住宅が林立している地域もある一方で、戸建ての住宅街が格子状の道路に密集しているエリアもある中で、近年は戸建て住宅街にあっても通りに面した地域では中規模の集合住宅を多く確認できます。そんな地域にありながら、片側1車線の道路を抜けている中で、煙突を発見しましたので、写真も交えて整理します。

【結論】現役銭湯の「第一三福湯」さんの煙突

南側には9階建ての集合住宅がまもなく出来上がろうとしています。(2021年5月ごろ)昭和の良い雰囲気を醸し出す地域の銭湯の脇に、良くも悪くも近代的だけど無色な集合住宅の何ともいえないロケーションにあります。

銀色の煙突には、「㐧一三福湯」を読み取ることができます。第の俗字として、㐧が使われていますが、画数が少ないこちらのほうが煙突に書くのにあたって都合良かったのでしょうか。

最初の写真よりも少し前で、2021年3月ごろの写真です。銭湯の東側には古い戸建て群が続きます。銭湯南側の集合住宅はこの当時は建設中です。

男湯と女湯と暖簾の色は違いますが、動物達と一緒に浸かっていて、小さな男の子がお父さんらしき人の背中を流している絵です。親子で銭湯、これは幸せな時間といえるでしょう。そんなことをイメージさせてくれる素晴らしい暖簾だと思います。

場所

谷町線の野江内代駅からは徒歩11分(800m)ほどです。最寄りには、「寿温泉」の銭湯もあります。また京橋駅界隈からは徒歩12分ないし15分くらいでしょうか。大阪環状線、京阪本線、長堀鶴見緑地線の京橋駅出口で若干異なります。住宅街を南北に通る筋で片側1車線沿いの道路沿いにあり、場所的にはわかりやすいです。

最後に

銭湯のすぐ南に聳え立つ高さ9階建ての(おそらく単身者用)の集合住宅に対して、煙突の高さが3階から4階建ての高さくらいであることから、昭和の銭湯と令和の建物が隣接しており、かつて中高層建築物がまだ少なかった時代には、遠くからでもわかりやすかった銭湯の看板ともいえる煙突も、地域内の縦長屋ともいえる中高層建築物の間に挟まれ、煙突を認識するのが難しくなってきている時代変化を感じざるを得ません。

京橋・野江内代界隈にある煙突
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