かつては千林商店街の中の人気喫茶店があった場所です。お店の名前は「由芽茶」。お店のコアなファンが多く、喫茶店を経営されていた方の人柄もあって、少なからずこの喫茶店のファンがかつていました。とても繁盛していた人気のお店でしたが、経営者の諸事情により、 「由芽茶」 はすでに営業していません。土地・建屋の所有者であるオーナーさんの新しい取り組みは誰もが足をとめざるを得ないそんな空間へと進化しています。
路傍の公園・アートへ進化した「由芽茶」
雑然においているわけではない、色々何か考えがあって配置してあるのだろう、と考えさせられます。色んなオブジェに間の植物は造花などの類ではなく、リアルの植物や花々です。オーナーが日も沈み、そして商店街が寝静まる手間くらいに水やりや剪定、配置調整などをします。
警察官立寄所
大小の小物は多くあります。これだけ置いてあると不心得ものが失敬しないかと気になりました。オーナーさんとお話しする機会があった時に、オーナーさんはこのコーナーを教えてくれました。「一応、防犯用の〇〇やXXやしてるんや」と。これらも決して勝手に張ってあるわけではなく、オーナーさんの取り組みによって実現されているからこそです。
可愛い動物達のオブジェ
カエルと金魚
同じ種類の生き物は、集中して配置されているケースもあります。(決して全てがそのルールではありませんが、)
猫
まるで本当に昼寝をしているかのような猫。猫の周りの植物は本物です。
大小の猫の置物があります。
お皿・書き物
よーく目を凝らすと、実に様々なものが陳列されています。それらは一見すると乱雑に置かれてるようにも見えますが、長い時間を足を停めてみていると決してそうではないことがわかります。
お地蔵様
猫は多いですが、お地蔵様、亀、虎?、七福神の寿老人のようなものもあります。お地蔵様が2体確認できます。
その他写真
まさにアートです。
場所
京阪本線の千林駅を降りて、右手側にあります。
最後に
喫茶店を経営・切り盛りされていた方は、諸事情によりお店を離れました。オーナーさんは当時を懐かしも回想しながら、当時のことを私の話してくれました。喫茶店の跡地をアート心のあるオーナーさんが道行く人が少しでも楽しんでくれれば、そして自身も楽しみながらやっている、というこの千林商店街脇のアートを見て、ぜひ色々物思いにふける時間がそれぞれにあればと思います。お花や植物、いずれもリアルで、日々オーナーさんが水やりや剪定をされています。配置されている数々のオブジェも、大小様々で時折場所が変わっていることもあります。
植物、花々は日々変化しているがゆえに、路傍の小さな公園もしくは植物園のようでもあり、色んなオブジェが配置されたアート地帯でもあると思っています。
近くまでおこしの際には、ぜひこの場所にもお越しいただき、日々変わる植物や花々、オブジェの配置などを楽しめるかと思います。
オーナーさんとお話ししましたが、何よりもこうしたことが大好きのようです。(好きでなければ続きませんよね。)私は商店街が寝静まる直前で、たまたまここを通りかかり、オーナーさんがメンテナンス作業をしていた際に、かつての喫茶店のいきさつや、オーナーさんがただただ好きで色々工夫している点などを聞かせてもらいました。
とても私にはこんなことをするセンスがないので、ただただ尊敬するばかりです。オーナーさんにはブログ上にて、皆さんの癒しスポットの一つとして紹介させていただくことにも快諾いただきまして、感謝です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。