なぜ、煙突をみると、わくわくするのか。それはやはり空に向かってまっすぐ伸びている力強さを感じるからかもしれません。
今回は、高速の阪神高速の北側に煙突を発見しました。ここら界隈にも数軒の銭湯があるので、てっきり私もここも銭湯なのでは、思って近づいていきました。近くまで来て煙突の周りをぐるっと回りましたが、銭湯らしき入り口はありませんでした。煙突の所在を調べてみると・・・
【結論】株式会社赤川硬質硝子工業所さんの煙突でした
煙突は西側に公園があるので、西側から見上げるとよくわかりやすいです。
さらに公園に近づくと煙突の大きさ、太さがよりわかります。
株式会社赤川硬質硝子工業所 さんについて
気になって、HPを参照させていただき、調べてみました。煙突が必要なガラス系の工場でいうと、以前発見した〇〇工場さんの煙突を思い出します。
一般的にガラスの加工にはガラスの素材を融解させ、加工するために高温の環境下が必要ということで、こちらにも煙突があると思いますが、どのような製品があるのでしょうか。
ここからの画像は、株式会社赤川硬質硝子工業所さんHPからの画像引用させてもらっています。
会社ロゴ
Aの文字が矢印のようなデザインになってます。そえを〇で囲っているデザインです。また社名部についても、赤川は全て母音なので、Aのデザインが多く使われています。
沿革
詳細はHPにも詳しく記述されていますが、前身となる会社は「田辺硬質硝子製造所」で創業はなんと1929年(昭和4年)まで遡るとのことです。
その後、戦後の1951年11月に田辺硬質硝子製造所から分離独立する形で今の会社が創立されました。そこから数えてもすでに創業してから70年になる老舗企業です。
扱っている商品
HPには写真も含めて、説明がありますが、知識がない私にはほとんどわかりませんでした。ただ、非常に多くの商品を扱っており、これまでの70年の歴史の中で、多くのお客様に、カスタム・オーダーメイド含めて様々な特殊なガラス製品を納めてきたことだけはわかりました。以下はその一覧です。
- 管ガラス
- 吹きガラス
- 電子部品用ガラス
- 結晶化ガラス
- 紫外線透過ガラス
- 紫外線削減ガラス
- 赤外線吸収ガラス
- ポーラスガラス
- 多孔質ビーズ
- 照明用ガラス
- 耐熱(硼珪酸系)ガラス
- 化学強化ガラス
- ガラスブロック
- ダルガラス
- 段継ガラス
- 電気用特殊ガラス
- 各種色ガラス
- 酸可溶性ガラス
- 特殊製造ガラス
- コヴァール硝子
- リチウム導電性チューブ
- サンレース
- 機能性ビーズ
- キャピラリー(極細硝子管)
- ITO膜附きポーラス硝子
- オーダーメイド硝子(食器)
場所
公共交通機関ベースでは、おおさか東線の城北公通駅から徒歩約8分(600m)です。
最後に
一般消費者レベルのガラス工場というと、体験的にガラスを拭いてコップなどをつくるような工場をイメージしますが、特殊製品向け、企業向けのガラス工場さんは、扱っている製品も色んな用途があることが製品名からも推察できます。
機会あれば、一度工場の中を見学させていただきたいものです。
最後までにお読みいただき、ありがとうございました。
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これまでの市内探索で見つけた似たような高温環境下を必要とする工場の煙突として、こちらもご参考までに。こちらも工場も現役の工場です。
大阪 京橋駅最寄りにも高温環境下で使われていた煙突に関してはこちらです。