JR京橋駅から学研都市線沿い西側に向かうと何やら、ローマ帝国時代の水道橋を連想させるレンガ構造物の煉瓦塀、煉瓦造りの建屋、ラピュタのお城のような雰囲気に出くわします。思わず、周りの雰囲気とは全くことなります。レトロな雰囲気であり、ローマのコロッセオの壁を模したような場所もあれば、中庭のような場所もあります。煉瓦塀の一部はツタに覆われていて、とても趣があります。
一体ここは何なのでしょうか?かつて本当に煉瓦塀があったのか、近くに旧関西鉄道だった時代の高架橋の煉瓦などがあるため、もしやこの煉瓦もそれを再利用したものでは、色々想像してしまいました。煉瓦沿いに小径もあり、とても良い雰囲気です。
場所
京橋駅から本当にすぐの場所です。以下の地図のレンガ色に着色した部分が煉瓦建造物エリアとなります。
【回答】100年前の英国の煉瓦で建築
色々調べましたが、明治以降の日本の煉瓦建造物ではなく、イギリスから100年前の煉瓦建造物を解体した煉瓦でつくられたようです。壁のアーチなどが途切れて途切れていたり、古めかしく再現したかと思うと、わざと古そうにつくるというエイジング技術ともいうべきできしょうか、USJにあるハリーポッター周りのお城や周囲も「わざと古いように見せる」というエイジング技術が使われると聞いたことがありますが、さてさてこの建物はいつごろできたものでしょうか?
ここは「リバーカントリーガーデン京橋」という高さ135m、地上40階地下1階のタワーマンションです。地上の部分は煉瓦の建物やガーデンとなっており、イタリア料理屋さんや歯医者さんがテナントとして入っています。
着工は1996年、竣工は1999年ということで、22年前に出来た建物なので、高層マンションそのものは最近の建築物ですし、煉瓦塀や煉瓦の建屋、中庭などについては歴史がある、というわけではありません。ただ、煉瓦そのものはイギリスより、100年前の建築物に使われていた煉瓦を持ってきて、それを材料にして塀、建屋、壁、中庭などがつくられたかと思うと、それはそれは素晴らしいと思います。なんでもこの庭は当時、建設大臣賞も受賞したという実績ある庭とのことです。
コスプレや仮装した人が撮影に来られてることもしばしば。
ギャラリー
私のスマホで適当に撮った写真です。綺麗な写真はPhoto Journal PRESSの方が撮られ写真です。京橋駅からも近いので、ぜひ時間許せば、足を延ばして直接見ていただいたほうが良いでしょう。
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夜の写真
夜はライトアップされ、まるで別の世界へトリップしたかのような錯覚感があります。
この小径が好きです。
また、すでに埋め立てられた鯰江川の土手、小高い野崎街道から見る小径も一興です。OBPを望みます。
参考リンク
・煉瓦塀写真集 リバーカントリーガーデン京橋(歩鉄の達人) (hotetu.net)
・リバーカントリーガーデン京橋の煉瓦 | Photo Journal PRESS (yphoto-journal.com)
↑写真がとても綺麗です。
Make:Biotechnology on your time: 京橋はローマ?遺跡風マンション (osakajj.blogspot.com)