Tableauで色んなメジャーバリューやメジャーバリューをグラフに割り当てて、所定のクロス集計を作成しました。しかし、Tableauライセンスを部署の皆が持っているわけでもなく、無償のTableau Readerラインストールすれば参照できるものの、それさえも展開してくれない部署のメンバーの方がいる、そうした時にはやむを得ずエクセルを出力して共有することにあるかと思いますが、今回はエクセル出力にあたって、2つのノウハウを整理したいと思います。
例えば、SuperMarketのデータで以下のようなクロス集計を作成したとします。
ノウハウ1:エクスポート機能で通常エクセル出力
Tableauで作成したクロス集計をそのままエクセルへ展開するにはこの方法が階層で分けた部分などもエクセル上では、「セル結合」されてわかりやすく出力されます。
具体的な方法はこちらです。
出力されるエクセルはこちらです。それほど多く情報量がないので、わりかしすぐ出力されます。
Tableauが表示したクロス集計内容がエクセルへそのまま展開されます。データ量が少ない場合は、すぐ終わりますが、非力なパソコン或いは膨大にあるクロス集計データをそのままエクセルに出力する場合は、多くの時間を要します。
しかし、出力したエクセルデータを職場の方へ展開すると、こんな表現がかえってくると思います。
「おーい、”Segment”列でCorporateだけで表示したいよ、1,結合されているセルを解除するのも面倒くさいし、2、解除した後は空白列になってしまうだろーが」と嫌味めいたご指摘受けることもあるでしょう。
Tableauユーザであれば造作もないのですが、エクセルしか使おうとしない方々、寸刻でさえも惜しむ方、エクセルでの各種操作に全て対応しようとすると、この出力方法はお勧めしません。
私がおすすめしたいのはこちらです。
ノウハウ2:コピー・ペースト機能で加工しやすいエクセルへ
Tableauのメジャーネームを複数使ってデータを整理すると、どうしても親子関係になるデータや、階層になっているデータもあります。しかし、エクセルでの加工性やソート機能などを考慮すると、最初からこの方法で出力して関係者と共有しておいたほうが何かと便利です。
1,最初メニューにて下記を実施します
2,この後、エクセルに立ち上げ、ペーストするだけです。
そうすると、こんなエクセルが展開されます。
”Segment”で任意の項目をソートすれば、こんなこともすぐできます。
Tableauで表示されるそのままのクロス集計をそのまま出力してしまうと、こうしたこともできません。またTableauで表示されているクロス集計イメージをそのまま出力するとデータによっては時間が多くかかりますが、この各セルに全て情報を入れ込むこのやり方ですとエクセルへの展開も劇的な短時間で完了します。
ぜひこのやり方をお薦めしたいです。
まとめ
Tableauのクロス集計をエクセル展開するには、「ワークシート」ー「コピー」ー「クロス集計」した後にエクセルにペーストがお勧め。その理由として、
1,データ出力が高速
2,エクセル展開後の再加工、再集計等もしやすい
3,Tableauライセンス、Readerを未インストールの方でもTableauでクロス集計した結果をベースにすぐに活用できる
があがられます。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。