ある自閉っ子の歩み          (その1 違和感を感じるのは母のみ)

2021年8月現在、公立小学校の特別支援学級に通う小学一年生の彼(自閉スペクトラム症、知的遅れなし、精神障がい者手帳3級所持。一人っ子。)と、

夫は県外単身赴任、実家も県外で、仕事に家事・育児に奮闘する私。

毎日があっという間に過ぎていく中で、彼の成長の過程を残したい。

もし、似たような状況で悩んでいる方がいたら、先を見通すうえでの参考になれば幸い。

そして、「『ちょっと変わってる』子たちがいる」と知ってほしい。

そんな思いで綴ります。

振り返れば、かなり「敏感」な子でした(新生児期)

予定日を数日過ぎて誕生した彼。

私にとっては30歳を過ぎての初めての育児で、全てに対して「まあ、こんなものなのかな」と思っていましたが、

あとから考えると、「かなり敏感な子やったんやね…」と思うことがありました。

①とにもかくにも、抱っこされていないと寝ない。

 (その抱っこも、され方が気にくわないと泣き叫ぶ。※ギュッとされている感じがしないと嫌だった模様。)

②ちょっとでもオムツが濡れると泣き叫ぶ。

 (甥っ子や友人の赤ちゃんが、オムツが濡れてパンパンになっていても気にせず熟睡しているのを見たときの衝撃といったら…。)

 (何が「普通」かはわからないけれど、感覚的に、「普通の赤ちゃん」の3倍くらいはオムツを替えていたのではないでしょうか。)

体幹が弱・・・?(1歳半頃まで【身体面】)

首がすわるタイミングは、早くもなく遅くもなく、

ただ、お座りがなかなかできず、座らせも、くにゃっとなってしまう状況がしばらく続きました。

壁際に座らせて両脇をクッションで固めたりして、習得させようと一生懸命だった私。

なんとかお座りができるようになっても、体幹が弱いのか、支えがないとずり下がり、

ベビーチェアにもしっかり座れないのでした。

現れだした『こだわり』(1歳半頃まで【精神面】)

抱っこ

人見知り・場所見知りが激しく、児童館に行っても、友人宅に行っても、私が抱っこから降ろすと愚図る。

一人遊びができず、家にいても、私が相手をしないと愚図るという状況。

(ひどい時には一日中絵本を読み聞かせ続けて、延べ100冊以上という日もありました。)

延々と扉の開け閉め

歩けるようになってからは、

扉の開閉(和室の襖などスライド式のもの)にはまり、延々とやっている。

私の実家でも、親戚の家でも、スライド式の扉があると、開け閉めをはじめる。

この後次々に現れる、彼の『こだわり』のはじまりでした。

この時1歳半頃ですが、このあたりで私は「この子、発達障害では・・・」と疑い始めます。

ネットでしょっちゅう「発達障害、乳幼児」などのキーワードで検索していました。

違和感を感じるのは私だけ

ただ、夫に話しても、私の両親に話しても、

「大丈夫だよ。」

「これくらいの子どもはこんなものだよ。」

という反応。

また、かかりつけの小児科に相談しても、

「この年齢ではまだなんとも言えない。」

と言われました。

診断が付くのは、しばらく先になります。

※管理人の家内が子育てブログを書くにあたって、てっとり早く展開できるのが、私のブログサイトだったので、こちらに書くことになりました。管理人とは文体も異なりますが、もし同じようなお子様をお持ちの方がいた際に、何かの参考になれば幸いです。

自閉症児子育て奮闘記1
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